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2月12日 今日のバイト日記(大阪王将)

小学生は安易にあだ名をつけたがる。それも相当に安直なあだ名を、である。かくいう私も小学5年生の時に頭頂部が薄い(のになぜかサンバイザーをしている)女性教諭に「河童ハゲ」というあだ名をつけてこっぴどく叱られた。

しかし、そんなあだ名をつけても許されるのは小学生までだ。大人になってもまだそんな行為をする人間は社会不適合者の烙印をおされて然るべきだろう。

本日は、そんな社会不適合者が来店なさったのである。

昼のピークを過ぎ、店内もだいぶ落ち着いた13時頃、どこかの会社の偉い人と思しき中年男性とその部下であろう男性2名がご来店した。

何のことはなく注文を取り終え、彼らの料理が出来上がるまでの間、私は他のテーブルの片付けをしていた。

しばらくして、「おい!」と声が飛んできた。しかし、私はそんな乱暴な声が清廉潔白なる私に対する呼びかけであるなどとは夢にも思わない。きっと会話の一端だったのだろうと解釈し、そのままテーブル拭きを続行した。

「おい、そこの茶髪女!!」

私は辺りを見回した。人の少ないこの店内において女性は私ともう1人のホールスタッフだが、彼女は今離れた場所にいるし、どちらかと言えば茶髪なのは私である。

呼びかけたのはどうやら先程のお偉いさんのようだ。

あまりの稚拙な呼びかけに思わず素で「はい......?」と返事をすると、「料理!!いつ来んの??」と机を指された。
見ると、部下2人の料理は既に到着しており、お偉いさんの料理だけがまだ来ていなかった。恐らく部下よりも後回しにされたことが気に食わなかったのだろうが、手間のかかるステーキチャーハンなんか頼んだ自分を呪ってほしい。

私は理不尽なクレームもさることながら、その「茶髪女」という呼称がひどく気に入らなかった。茶髪女とはなんだ。もっと他に呼び方があったろう。
私には茶髪しか特徴がない平凡容姿女とでも言いたいのか。安直にもほどがあるこのあだ名に繊細な乙女心はいたく傷つけられた。

しかし、心の中ではいくら中指を立てていようとも現実ではにこやかに謝罪をし、対応をしなければならないのが飲食店店員の悲しきさだめである。

お偉いさんに頭をさげながら、私は密かにこの大きな小学生を「アブラギッシュ・デブメガネ」と命名した。